男と女の嫉妬の違い 嫉妬深いのはどっち?

男性と女性とでは、どちらが嫉妬深いか?それぞれの意見があると思います。

しかし重要なことは、男女では嫉妬する対象が違うということです。対象が違うのに嫉妬の深さを比べることは不可能ですが、遺伝子的な立場から考えると、男性のほうが女性よりもはるかに嫉妬深いようです。

それではまず嫉妬の対象の違いについて考えて見ましょう。人間のメスと人間以外の霊長類(サルとか)とでは、嫉妬に違いがあります。逆に言うと人間のメス、つまり女性は人間に特有のものに嫉妬するのです。チンパンジーなどのメスたちは、オスがオスが他のメスと交尾していても決して嫉妬しないそうです。

ただし、人間と同じように一夫一妻制を取るゴリラは人間に近い嫉妬の仕方をします。いずれにせよ、人間の女性は猿類にと比べてダントツの嫉妬する生き物みたいです。

この違いは何なのか?理由は一つ、男性の子育て能力です。チンパンジーなどのオスは子育てをしませんが、人間のオス、すなわち男性は子供を養育し、お金を一生稼いでいきます。これは女性が子育てをする上で非常に貴重な資源です。

動物学的に見ると、人間の女性はどうやら、この男性の子育て能力やお金などの資源に大いに嫉妬するようです。悪い言い方をしますが、女性が嫉妬するのは男性が女性とセックスするからではなく、男性の経済力や子育て能力という資源を他の女性の奪われる可能性があるから嫉妬するのです。

それが証拠に、ハーレムを形成するオスは子育てにほとんど非協力的で、そのような種のメスは、オスが他のメスと交尾していても嫉妬しません。しかし、ゴリラのようにオスが子育てをするような種になると、メスはオスが他のメスと交尾することに嫉妬します。

では人間はというと、まさに、男性の資源に嫉妬しているわけです。さて、男性が浮気をして他の女性との間に万一子供を作ってしまうと、その男性の資源は二分されてしまいます。100あった資源が50になったら、許せないのは当然ですね。だって、100全部もらえると思ってカップルになったのに、それが50になったらほとんど結婚詐欺です。

つまり、女性は貴重な資源は絶対に独り占めしなければ子供を十分に育てることが難しくなるので、嫉妬という感情を用いて男性に浮気をさせないためのプレッシャーを掛けるように進化したといえるでしょう。もちろんこの嫉妬は遺伝子にインプットされているレベルなので、自分ではどうすることも出来ませんよね。

しかも、嫉妬の感情が男性の資源を独占するために抱く「情動」だということに気づくことさえありません。ただ、男性の浮気に嫉妬するのみです。このように女性の嫉妬とは、基本的には次元に対する嫉妬ということが出来ます。

これに対して男性の嫉妬は女性の肉体、つまりセックスそのものが対象です。というのも、セックスすれば通常妊娠してしまうわけで、自分以外の男性とセックスを許すことは、その女性に他の男性の子供を宿させることを認めることになります。

万一、他の男性の子供を妊娠したにもかかわらず、そのことに気づかずに、その子供を養育した場合、一人っ子だったらその男性の遺伝子は後世に受け継がれることはありません。つまりその男性の遺伝子は絶滅するわけであり、いわば遺伝子的な殺人の被害に遭ったことになります。

男性は自分の労力や経済力を子供に注ぎ、そして子育てする生き物ですから、もし間違って育ててしまえば、大損害です。その損害額は生涯賃金の2億や3億とも考えられますね。男性はこれほど自分の労力や経済力を子供にかけるからこそ、自分を騙した女性に対して殺意並みの嫉妬心を抱くのです。騙すとはつまりセックスです。

女性の場合、浮気のセックスが他の男性の子供を宿す可能性(自分が騙されて他人の子供を育てる可能性)があるからこそ、男性は女性の浮気に対して嫉妬を抱きます。いわば、男性は遺伝子の面子にかけて女性の浮気に嫉妬するといっていいでしょう。

結局、男性も自分の人生をかけて子育てするからこそ嫉妬するのです。それが証拠に男性は、子育てする気が全くない場合は女性の浮気にほとんど嫉妬しません。例えば、何人もの女性とカジュアルセックスのみを楽しみ(モテワルの極地!)、全く結婚を考えていない男性は、付き合う女性に貞操を求めない傾向にある事が実証されています。

というのも、男性が複数のセックスフレンドを所有(あなたにも出来ます♪)している場合。相手の女性には付き合っている彼がいるほうが、束縛されなくすむ済む分、都合がいいからです。結婚する気も子育てする気も全くない場合は、相手の女性に彼または夫がいたほうがかえっていいくらいです。

この理由は、万一、相手の女性が妊娠した場合、その女性が子供を産み、夫を騙してその子供を育ててくれたら、自分は全く子育てに参加せずに、自分の遺伝子が後世に多く伝わるからです。その女性に経済力をつぎ込まない分、他の女性につぎ込めば一石二鳥。これこそが最大の利益です。

このように男性の嫉妬も自分の子供を育てるという労力を女性に騙し取られないために発達してきたといえるのですが、男性の場合は女性と違って、騙された場合は自分の遺伝子が後世に伝わることはなく絶滅してしまいます。彼の血筋はそこでとぎれてしまうわけで、いわば先祖の怨念(笑)も込められているわけです。

逆に男性が浮気をしても、女性はもらえる資源が減るというだけで、子孫が絶滅するということはありません。男と女の浮気の罪深さが違うのは、このような理由があります。そして、実際の社会を見ても、夫が立った一回浮気をしても離婚にならない場合があるのに、妻が浮気をすると、たった一回の浮気でも離婚の原因になったりするものです。男性が女性の浮気に、いかに嫉妬深いか分かるというものです。

予断ですが、モテワル男になるとあなたの浮気は必須となります(笑)ただし、上で述べたように、女性が自分ひとりで子育てをする気であれば浮気はいくらしてもOKです。相手の貴重な資源を騙し取る可能性がゼロになるからです。そのようなことを念頭に置き、浮気をする場合は十分に注意してください(笑)

「あなたが浮気をしたら私もする」というのは、男の、遺伝子の立場から考えると目には目を、歯には歯をには決してならないんです。つまりあなたはドンドン浮気をしちゃえ!女はするな!ということです。

もし浮気をした女がいたら容赦なく切り捨ててください。と、いってもこれからモテるあなたを前にワザワザ捨てられるような事をする女の子もいないでしょう・・・。



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